~あなたが最良の土地を買い損ねてしまう前に~
はじめに
私たちの土地探し期間はおおよそ3か月間でした。
コロナによるワークスタイルの変化に伴い、“注文住宅が建てたい!”という気持ちが芽生え、
その熱が冷めないうちに短期集中で色々な土地を探しました。
『いい土地をなるべく安く買いたい』
そんな気持ちは誰もが持って土地探しをするはずです。
この記事は、土地購入の流れを正しく知らないがために、最良の土地を見つけた後に危うく土地を買い損ねかけた私たちのストーリーです。
土地購入の大まかな流れ
土地購入の大まかな流れは以下となります。
- 土地探し
- 不動産業者/ハウスメーカー/Webサイトを使い土地を探します。
- 土地の申し込み
- いわゆる買い付け証明書の提出です。「この金額であれば買います!」という条件提示を売主に意思表示します。
- 売主との価格合意
- 土地の申し込み条件に対して、売主が”申し込みされた金額で売るかどうか”をジャッジします。
- 土地の購入
- 銀行のローンの本審査を終え、問題なく融資が通れば契約に進みます。
強調したいのは、申し込み時に買主側が価格条件を提示できるということです。
魅力的な土地をより安く買うために、申し込み書面を通じて、価格交渉が可能なのです!
特に、数か月売れていない土地は優位に価格交渉できるかもしれません。
首都圏は土地が高いなあ
そんな時は価格交渉よ!
私たちの土地申し込み
私たちが最終的に目をつけた土地は、情報掲示から数か月は売れていない土地でした。
これにより価格交渉ができる! と踏んだ私たちは、実際の工事金額より100万円低い金額で申し込みを実施しました。
100万円浮いたらキッチンかっこよくできるね♡
当時、不動産業者の担当の方から受けていた説明としては、以下のようなものでした。
なるべく安く買いたいんですけど、価格交渉できますかね?
土地の申し込みは両社合意できるまで、何度も可能です。
リスクないので、とりあえず希望金額で申し込みしてみましょう!
実際には、周辺の同様の条件の土地の相場とも見比べ、「別の割安な土地を引き合いに出して売主側と交渉してみてください」とお願いを実施しました。
土地申し込みの落とし穴
こうして土地申し込みを実施した翌日、100万減額で購入できるかハラハラしていた私たちに、不動産業者からこんな連絡が来ました。
JPさんの申し込みした翌日に別の方から公示価格の満額で申し込みが入りました。
それはしょうがないですね・・・
価格交渉は諦めて、満額で申し込みします・・・
JPさんは満額での土地申し込みの2番手なので、1番手で契約が進めば土地は回ってきません。。。
・・・
えええ!
リスクなしと聞いていた減額での土地申し込みですが、蓋を開けてみるとめちゃくちゃ大きいリスクがあるじゃないですか。
申し込み時点で1番手であったとしても、よりよい条件で後出しされた場合、土地購入できない可能性が高い!ということです。
一生懸命探してようやく見つけた土地を一瞬で失いかけたJPは、この時本当に泣きそうでした・・・
土地検討者が複数いる場合は要注意!
土地検討者が複数人いる場合は、減額申し込みは難しいと考えたほうがいいかもしれません。
今回、なぜ申し込みの翌日に、すぐ満額の申し込みが入ったのか。
なぜなら、おそらく土地申し込み情報はほかの検討者にもリークされるからです。
土地申し込みに関わってくるプレーヤーは以下のようなイメージです。
複数人検討者がいる場合は、以下のように情報がリークされると考えています。
確かに、今考えれば当たり前の流れかもしれません。
ただ少なくとも、このことを不動産業者さんは、当時リスクとして伝えてくれませんでした。
なぜ、私たちが最終的に土地を購入できたのか
その答えは明確です。
後出しで申し込んだ買主が、ローンの事前審査を終えていなかったから、です。
私たちは土地購入ですぐに動けるよう、予算を確定させローンの事前審査済みでした。
売主からすると、確実に買ってくれる状況である買い手JP側を選んでくれた、というわけです。
ただこれは、売主側の気まぐれです。
真っ先に満額で申し込んでくれた別の買い手を尊重し、ローンの審査を待つ、という判断も大いにありえたわけです。
最終的にはよかったですが、今回の経験は冷や汗ものだったので皆さんにぜひ共有できればと思います。
価格交渉とか、予算とか疲れたから早く家づくりしたいなあ
家づくりは終わるまでずっと予算との闘いよ!
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